サブディレクトリの定義としては、あるディレクトリの下の階層に作られたディレクトリのことです。
非常に難しい定義ではあるので、初心者の方でも分かりやすいように徹底解説していきます。
目次
1.サブディレクトリとは
2.サブディレクトリのメリット
2-1.情報量が増えドメインパワーがつく
2-2.設定が少なくて良い
3.サブディレクトリのデメリット
3-1.検索ページに同一ドメインを表示できない
3-2.ペナルティの影響を受けてしまう
3-3.同一サーバーでないと利用が難しい
4.サブディレクトリ・サブドメイン・新規ドメインの違い・使い分け方
4-1.サブドメイン
4-2.新規ドメイン
4-3.使い分け方
5.結論:SEO的にはどっちが有利?
6.まとめ
1.サブディレクトリとは
あるディレクトリの下の階層に作られたディレクトリのこと冒頭に書きましたが、分かりやすくかみ砕いていきます。
まずサブディレクトリが必要になるのはメインサイトがあって、もう一つサイトを作る時です。
価格.comが分かりやすいので例を見ていきましょう。
※青字がサブディレクトリです
「価格.comで販売されている」「カテゴリ」ページがサブディレクトリとして作成されています。
このようにメインサイト(価格.com)に関連するサイト(カテゴリページ)をサブディレクトリとして設定します。
2.サブディレクトリのメリット
ではサブディレクトリについて理解できたところで、サブディレクトリのメリットについてみていきましょう。
ここでは大きく2つに分けてメリットを解説していきます。
2-1.情報量が増えドメインパワーがつく
サブディレクトリを使って作成したサイトを運営していくとそのサイトでも情報量が増えていきます。
ご存知の方も多いかと思いますが、Googleは情報量の多いサイトを高く評価しますので、情報量が増えるとドメインのパワーが強くなっていきます。
メインサイトの情報量も合わせて考えるとドメインパワーは非常に強いものになっていきますのでSEO面でメリットがあります。
2-2.設定が少なくて良い
同一サーバー内でサブディレクトリを設定した場合、多くの設定を行うことなく新規に作成できますので、新規ドメインを作るのと比べると格段に楽になります。
3.サブディレクトリのデメリット
3-1.検索ページに同一ドメインを表示できない
Googleのアルゴリズムで「同一ドメインは検索結果1ページに1つまで」と決まっているので、メインサイトとサブディレクトリ、サブディレクトリ同士が同一の検索結果ページに表示されることはありません。
なので、サブディレクトリを設定する際は、サイト同士を強く紐づけておくようにしましょう。
3-2.ペナルティの影響を受けてしまう
メインサイトや他のサブディレクトリにGoogleからSEOペナルティを受けてしまった場合、同一ドメインすべてのサイトが影響を受けてしまうので注意が必要です。
ですがSEOペナルティは、サイトが1つでも2つでも3つでも十分に気を付けなければいけないことなので常に意識はしておきましょう。
3-3.同一サーバーでないと利用が難しい
デメリットというデメリットではないのですが、同一サーバーでないとサブディレクトリの設定は難しいです。
ですが、おそらくサブディレクトリを別サーバーを利用したいシチュエーションは多くないので、格段問題にはならないと思います。
4.サブディレクトリ・サブドメイン・新規ドメインの違い・使い分け方
ここまでサブディレクトリについてメリット・デメリットを解説してきました。
ではサブディレクトリ以外のサブドメイン、新規ドメインとの違い使い分け方について解説していきます。
4-1.サブドメイン
よくサブディレクトリと同等に扱われるのがサブドメインです。
サブドメインもメインサイトに紐づけられたサイトで使用するのですが、サブドメインは関連する別サービスのサイトにおいて使用します。
分かりやすいのがYahoo!Japanなので、例を見ていきます。
※青字がサブドメインです
Yahoo!ショッピングは通販サイト、Yahoo!メールはクラウドメールサービス、Yahoo!オークションはオークションサイト、Yahoo!トラベルは旅行サイトです。
このように提供元はYahoo!Japanですが、サイトで提供しているサービスが違う場合にサブドメインを使用します。
4-2.新規ドメイン
複数サイトを作る場合でも新規のドメインを取得する場合はあります。日本レストランシステム株式会社の例を見ていきましょう。
独自ブランドを多数展開する会社は独自ドメインを複数取得しブランディングしている場合は多々あります。
このように新規ドメインを取得するメリットもあります。
もちろん全く関連しないサイトを作る場合は新規のドメインを取得します。
4-3.使い分け方
サブディレクトリ・サブドメイン・新規ドメインの使い分け方をまとめます。
しっかりサイトの趣旨によって何を取得するか決めましょう。
5.結論:SEO的にはどっちが有利?
では最後に、多くの方が気になるSEO対策ではどれが一番効果があるかのはなしです。
Googleの評価ではサブディレクトリとサブドメインを比べるとどちらも変わらないと言えるでしょう。
ネット上でサブディレクトリを使用したほうがいい、どちらも変わらないという議論は長年続いております。
ですが、Googleはユーザー目線で、サイトの趣旨に合ってない設定を行っているとマイナス評価をつけてしまいます。
なのできちんとサイトの趣旨に沿ってサブディレクトリを使用するかサブドメインを使用するか新規ドメインを取得するか判断しましょう。
新規ドメインで作成する場合は全くの新しいサイトなのでサブサイトと比べると表示回数などで劣るので、同じとは言い難いです。
ですが、新規のドメインでも検索上位をとれるサイトを作ることができれば別ドメインを複数個持つのが一番いいといえるでしょう。
6.まとめ
いかがでしょうか。サブディレクトリについてしっかり理解できましたでしょうか。
メインサイトに関連するサイトなら「サブディレクトリ」、メインサイトに関連するほかサイトなら「サブドメイン」、メインサイトに関連しないサイトなら「新規ドメイン」、SEOの効果は変わりませんのできちんとサイトの趣旨によって使い分けましょう。
まだ深く知りたいという方は他にもドメインのことについて解説していますのでご覧いただければと思います。ドメイン関連の解説はこちら
最後までご覧いただきありがとうございました。