格安から企業向けまで幅広いプランのあるレンタルサーバー
さくらインターネット株式会社より提供されているさくらのレンタルサーバーは格安レンタルサーバーとして人気がありますが、実は企業向けの安定したサーバーやマネージドプランの専用サーバーまで幅広いプラン展開をしています。
1番の人気プランは約8割が利用しているスタンダードプランで、月額515円、年間一括払いだと5,142円と月額に換算すると428円でWordPressを利用することができるコストパフォーマンスの高いプランになっています。
さくらのレンタルサーバーの特徴はこちら!
- 129円から利用できるレンタルサーバー!
- 豊富な転送量でどんなサイトも運営が可能!
- バックアップ機能が標準搭載で安心!
- WordPressサイトが従来の16倍高速!
- 全プラン電話サポート対応!
- シンプルなメールプランも!
以上の特徴を中心に料金やスペック、惜しい点についても紹介していきますので、ぜひ最後までご覧いただきレンタルサーバー選びの参考にしていただけたらと思います。
-目次-
1.さくらのレンタルサーバの特徴
2.さくらのレンタルサーバの料金プラン
3.さくらのレンタルサーバのスペック・仕様・搭載機能
4.さくらのレンタルサーバのサポート体制
5.さくらのレンタルサーバの障害情報
6.さくらのレンタルサーバのまとめ
7.さくらのレンタルサーバの口コミ・評判
1.さくらのレンタルサーバの特徴
まずはさくらのレンタルサーバーの特徴について見ていきましょう。メリットだけでなくデメリットについても紹介していきます。
幅広いプラン展開
冒頭でも触れました通り、さくらのレンタルサーバーと言えば格安レンタルサーバーの認識が強いですが、非常にシンプルなライトプラン、基本的な機能がそろったスタンダードプラン、もう少しハイスペックを求めるにはプレミアムプラン、ビジネス用途にはビジネス・ビジネスプロプラン、専用サーバーのマネージドプランと6種類の幅広いプランが展開されています。
豊富なプランの中から用途に合わせたプラン選択が可能です。
転送量が豊富
さくらのレンタルサーバーは転送量が十分に用意されているので画像や動画を多く使うサイトでもしっかりと運営することが可能です。1日ごとの転送量の目安の設定なので、仮にバズってアクセス数が一時的に伸びて転送量を超えてしまったとしても翌日にはリセットされます。
詳しくは3.さくらのレンタルサーバのスペック・仕様・搭載機能でスペック一覧を載せているのでご覧ください。
バックアップ機能標準搭載
ライトプラン以外ではバックアップとステージング機能が標準搭載されています。
バックアップ機能とはサイト更新の世代管理と復元のバックアップファイルとして、テスト環境はステージングはテストページの確認やサイトリニューアル時の検証用などとして利用することができます。
1スナップショットで30GB、最大8つまで標準搭載しているレンタルサーバーはそう多くないです。
電話サポートに全プラン対応
さくらのレンタルサーバーではすべてのプランで電話サポートに対応しています。
ほとんどの格安レンタルサーバーの100円前後のプランでは電話サポートに対応していないことがありますがさくらのレンタルサーバーならライトプランでも対応しているので安心です。
メールサーバーのみのプランもあり
メール専用プランの準備もあります。初期費用無料、月額86円、メールアドレス数無制限でセキュリティ対策もされています。
Webメールに対応しているのでスマートフォンやGmailでの利用も可能です。
コントロールパネルが使いやすい
2018年5月からベータ版でのコントロールパネルでの提供をおこない意見や要望を集め、2019年3月に正式版の提供を開始しました。
基本的にはデザインの変更ですがWordPressクイックインストール時のファイル設定の仕様変更やドメイン追加時の設定なども変更され、より使いやすく変更されました。
新デザインは直感的でわかりやすく、データの使用量なども一目でわかるようになっています。
サービス内容のアップグレード
さくらのレンタルサーバーはこれまでプランによる制限のあった機能を下位プランでも使用できるようにするなど、サービス内容のアップデートを繰り返してきています。
この後紹介する3つのデメリットも今後のアップデートにより改善されることを期待しています。
プランの変更ができない
近年では共用サーバーでもプランの変更が可能なレンタルサーバーが増えてきています。さくらのレンタルサーバーではプラン変更に対応していないので、スペックが足りなくなり上位プランへの変更をしたい場合には一度解約してから再度契約をしないといけません。再契約するとなるともちろん初期費用をもう一度払わなければいけないのでコストがかかりますし、ドメインの移管などもおこなう必要が出てきますので多くの手間がかかってしまいます。
この仕様のせいでスタンダードプランで契約し、上位スペックが必要になるとエックスサーバーなどの上位レンタルサーバーに乗り換えするユーザーが多いように思います。
アクセスの集中に弱い
この記事の最後に利用者の口コミを掲載しているのですが、その中にいくつかあったのが同時アクセスに弱いという点です。アクセスが集中するとサイト表示が不安定になってしまうようです。
各社、同時アクセスに対する対策は積極的に行われていますが、さくらのレンタルサーバーにはその記載があまりされていないので、同時アクセスに対す強化はあまりされていないように思います。
ただ、先ほども紹介してきたようにさくらのレンタルサーバーは今まで多くのアップデートを繰り返してきていますので、おそらく同時アクセス強化についてもこれから対策がおこなわれていくものと思われます。
障害が多い
これはこの低価格帯だと仕方がないのかもしれませんが、さくらのレンタルサーバーの下位プランは障害が多いです。
障害については5.さくらのレンタルサーバの障害情報で詳しく話していますので、このまま読み進めてください。
2.さくらのレンタルサーバの料金プラン
ではさくらのレンタルサーバーの料金プランを見ていきましょう。
12ヶ月分の料金を一括支払いすることにより、約2か月分の月額料金が割引きされるので、一括支払いすることをおすすめいたします。
支払い方法はクレジットカード(VISA/MasterCard/JCB/AMERICANEXPRESS/DinersClub)、銀行振込、請求書払い、自動口座振替に対応しており、請求書の発行は手数料として324円かかります。
3.さくらのレンタルサーバのスペック・仕様・搭載機能
続いてスペックや仕様について見ていきましょう。
ライトプランではメールサーバーとデータベースがないため、データベースの必要なWordPressを利用することはできません。自身でコーディングできる方のみライトプランは選択しましょう。
コーディングできない方ライトプランで契約してしまうと無駄に初期費用と月額費用を払ってしまいサーバーを利用することはできませんのでご注意ください。
初めてレンタルサーバーを契約する方はスタンダードプランを選びましょう。
SSD360GB |
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4.さくらのレンタルサーバのサポート体制
1.さくらのレンタルサーバの特徴でも紹介したようにさくらのレンタルサーバーはすべてのプランで電話サポートに対応しています。
その他にも以下のようなサポートをおこなっています。
対面形式でのサポートを行うイベントをおこなっているレンタルサーバーは片手で数えることができる程度しか知りません。
遠方から参加するのは難しいかと思いますが、大阪他東京近郊の方は参加してみてもいいかもしれませんね。
5.さくらのレンタルサーバの障害情報
サイトを運営していく上でやはり気になるのが障害の発生頻度や復旧までの時間ですよね。
最新(2019年1月後半10日間)の障害発生状況をまとめました。
(同一時間帯での発生はさくらのレンタルサーバー内の別サーバーでの障害です)
2019年1月後半の障害情報
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1/22 | なし | — |
1/23 | 22:39〜23:00 | 21分 |
1/24 | 17:38〜18:50 | 1時間12分 |
1/24 | 17:57〜18:33 | 36分 |
1/24 | 17:59〜18:29 | 30分 |
1/25 | 08:29〜08:47 | 18分 |
1/25 | 20:27〜20:43 | 16分 |
1/26 | 10:13〜10:47 | 34分 |
1/27 | 05:35〜07:00 | 1時間25分 |
1/28 | 17:25〜17:44 | 19分 |
1/28 | 19:33〜19:58 | 25分 |
1/28 | 23:16〜23:33 | 17分 |
1/29 | 10:55〜12:50 | 1時間55分 |
1/30 | 16:00〜16:35 | 35分 |
1/31 | 10:45〜11:06 | 21分 |
1/31 | 17:30〜17:50 | 20分 |
やはり障害頻度は高い印象です。24時間監視しているおかげなのか、障害を処理するスピードは他サイトと比べると多少早いというイメージは持てますが頻度は高い方であると言えます。
低価格帯で利用件数が多いのでサーバーリソースを多く使っていることが予測できますのである程度は仕方ないのかもしれませんが、これからのサーバー増強には期待したいです。
6.さくらのレンタルサーバのまとめ
デメリットが少し目立つ部分もありますが、料金を見ると全く気にならないといえるほどのものなのではないでしょうか?
スピードに関しても口コミを寄せていただいたユーザーの方たちは満足しているようなので格安サーバーだからと言って見劣りするわけではなさそうです。
2週間の無料お試し期間が準備されているのでまずは気軽にさくらのレンタルサーバーを体験してみてはいかがでしょうか?
総評価
月額 |
129円~ |
初期費用 |
1,029~5,142円 |
評価 |
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人気プラン |
スタンダード |
利用ユーザー層 |
個人がメイン |
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ディスク容量 |
10~500GB |
転送量 |
40~200GB/日 |
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サポート |
電話・メール・チャット・イベント(平日のみ) |
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総評 |
格安ながらしっかり運用できるコスパのいいレンタルサーバーです。 |
7.さくらのレンタルサーバの口コミ・評判
では最後に利用者の口コミを見ていきましょう。
レンタルサーバーチョイスでは実際にサーバーを利用したユーザーから独自に口コミを収集しております。
実際のユーザーの声なので非常に参考になるかと思います。
さくらのレンタルサーバのスタンダードプランを利用していましたが、個人でWebサイトを運営するには利用料金も安く、操作も簡単でスピードも安定しているのでので良いと思います。ですが、大規模なサイトや月のPV数がとても多いサイトの運営にはスタンダードプランでは物足りないと感じます。まず、サーバへの不正アクセスに対する対策が甘いです。自分で対策しようにも限界があるので、この点が利用していて一番不安でした。また、何かトラブルが発生すると運営側から事前の告知もなしにアクセスの制限をかけられることが稀にあり、それによってアクセス数が激減してしまい痛手を受けたことがありました。そして、トラブルが発生した時のサポートの対応があまり良いと思えません。サポートセンターに問い合わせをしても毎回15分以上は待たされるうえに、スタッフの回答は簡単なトラブル処理以外は即答してもらえませんでした。難易度の高いトラブルの相談をすれば、原因をつきとめるまでに2週間くらい待たされることもあって困りました。グレードの高いプランならしっかりしたサポートを提供されるのかもしれませんが、その分、利用料金が高くなるので、さくらのレンタルサーバを利用する意味がなくなります。 |
さくらのレンタルサーバーは、当初WordPressとさくらのブログ狙いで使い始めました。CMSインストールが可能なために、サイト数が50を超えた辺りからは手動更新に限界があったので良かったと考えています。マルチドメインに対応しているので、設定方法が分からない時には電話サポートに連絡すると画面通りの説明をしてくれて便利です。1日あたりの転送量がスタンダードプランでは80GB/日という制限があるので、サイト数が増えた時には高負荷が掛かるとサイトが表示されにくくなることがあります。また、共用レンタルサーバーという特性上から他のユーザーがサイトをバズらせた場合には、突然重くなる現象が発生しがちです。操作画面が極端に重い場合や、自分のサイトが表示されない時には電話サポートに確認すると、数時間で元通りになる安定感があります。しかし、常時自分のサイトを監視するわけには行かないので、専用サーバーの構築を検討するキッカケとなりました。プラン変更が無く別プランへ移行するためには一旦解約しなければならないので、最初にどのプランで契約するのか真剣に考えなければなりません。 |
入会当初、スタンダードプランでなくては使えなかった機能(例えばPHPなど)が、ライトプランに追加されるなどしています。時間が経つにつれ、サービスが改善されて来ていることが、実感出来ています。また、分からないことに対するサポートも、早い方です。時間帯にもよりますがだいたい、質問にはその日のうちにメールが来ます。おしなべてサポート体制はしっかりしています。障害からの立ち直りのスピードはおそらく、業界トップクラスではないかと思います。使っていて一番ありがたいのは、ドメインが3つ取得できることです。ただし、メインを除いた残り2つのドメインに関しては、エイリアス仕様になりますので、秘匿作業をしないとメインからすべて見られてしまいます。こうしたあたりの操作性はイマイチかなと思います。入会当初これが原因で困ったことが起きたため、指摘させてもらったこともありますが、いまだ改良されていません。したがって、ある程度のWEB知識を持った人には、本当にお勧めのサーバーだと思います。 |
通信速度については、不満に感じる点はありません。FTPでのアップロード、ならびにWebページの閲覧についても特に遅いと感じたことはありません。私はサーバ内でPHPとデータベース(MySQL)を動作させていますが、こういったスクリプトの動作についても速度や安定性で不満を感じたことはありません。サーバのコントロールパネルについては、長らく古めのデザインのものが使われてきましたが、最近になって新デザインのものが用意されました。私は旧のほうで慣れてしまっていますが、新規に利用したい方は新しいデザインのほうが馴染みやすいかと思います。また、魅力に感じているのは同プランであっても、値段据え置きで機能が拡張されることが多いことです。具体的には、MySQL のデータベースが昔は1サーバに対して1つしか割り当てられなかったものが、20個まで設定できるようになったりしています。使い続けているユーザにも配慮があるサービスだと感じています。障害はほぼなく、長時間にわたって利用できないようなことは数年に1回あるかないか程度で安定していると感じます。 |
さくらのレンタルサーバーのスタンダードプランを約4年利用していました。操作性は普通です。クイックインストールで誰でも簡単にwordpressをインストールすることができますが、その他に特徴的な機能はありません。ファイルマネージャーを使えばブラウザからサーバー上のファイル操作ができますが、使い勝手があまりよくないのでバックアップはFTPで接続し手動で行なっていました。サーバー速度は普通ですが、アクセスが集中すると非常に不安定になるので大規模なサイト構築には適していない印象です。障害については、突然メンテナンスがはじまりサイトにアクセスができないということがありました。サポートは何度か問い合わせをした程度ですが、決して良くはないと思います。あまりサーバー知識のないスタッフがマニュアルに沿って対応している印象でした。全体的な感想ですが、月額費用が安いわりには満足のいくレンタルサーバーです。利用する側にある程度の知識があれば、アクセスが集中しないようなサイトを運営する上では満足度の高いサーバーではないでしょうか。しかし、アクセスが集中するサイトや複数のサイトを運営するとなると、速度・安定感に不満を感じると思います。 |
さくらのレンタルサーバーなら広告なしでブログとHP作成が出来ると考えて試しにライトプランで契約してみました。年払いが安いという話でしたが、本当にどこまで使えるのか分からなかったので、まずはライトプランで良いと考えたことが大失敗だったわけです。なぜなら、ライトプランで使える範囲は、セキュリティー無しのFTPまたはファイルマネージャー経由でのHPアップロードとさくらのブログ程度に過ぎないからです。共用サーバーを利用する上で広告なしは嬉しいですが、同時に定期的なバックアップをしないと全てのデータが飛んだ時の被害が大きくなります。また、さくらのレンタルサーバーはお試し期間があるものの、本契約後は加入プラン変更が出来ないという仕様になっているので、後からWordPressを使いたいと思ったら一旦解約した上で初期設定費用を払って再申し込みが必要となります。手軽に料金プラン変更が出来ないので、お試し利用のみで契約しない人が多いことも納得出来ました。最初からコンテンツボリュームが多いサイトを100個程度持っている上級者ならば、ビジネスプランで始めれば良い上級者向けのレンタルサーバーだと実感出来たわけです。 |
さくらのレンタルサーバーは、既にWordPress導入経験が豊富なユーザーならばスタンダード以上の契約で好きなように利用できるレンタルサーバーです。ライトプランを選んでしまうと、機能制限が多すぎてほとんどが付帯サービスのさくらのブログのみ利用することになりかねません。Htmlベースで自作したホームページをFTPアップロードする際にも、sftpの利用はスタンダード以上に限定されている状態です。管理画面の操作が分かりにくいので、複数サーバーを契約する際には最初からログインアカウントを分けた方が良いでしょう。特定のユーザーが高負荷を共用サーバーに掛けた時には、数時間に渡りサイトが表示されにくくなることがあります。メールサーバーも反応が同時に遅くなるので、異常を検知したらすぐに電話サポートを利用しない限り復旧が遅れます。WordPressをドメイン直下にインストール出来ないという安全性重視の仕様となっているので、WordPressを自力インストールしてみたいという中級ユーザーにはチャレンジしやすい環境と考えて良いでしょう。 |