レンタルサーバーの基礎知識

レンタルサーバーのメモリとは?役割と性能の差で何が起こるのか

よく目にするメモリというキーワード。コンピューターの一部で性能における重要な役割を持っているということは分かっていても、具体的にどんな役割を持っていて性能にどうかかわっているのかをしっかりと理解している方は実はあまり多くないと思います。

この記事ではコンピューター関連に詳しくない方でも分かりやすいようになるべく専門用語は使わず解説していきますのでぜひ最後までご覧いただきレンタルサーバーに関する知識を深めてもらえればと思います。

-目次-
1.メモリとは
2.メモリの性能による差
3.サーバーにおけるメモリの役割
4.まとめ

1.メモリとは

メモリ(Memory)とは記憶という意味で、コンピューターやサーバーでいうメモリも情報を記憶しておく装置がメモリということになります。

データを保存するにはHDDやSSDのストレージと呼ばれる保存装置を使用するのですが、メモリは保存ではなくあくまで記憶です。
いまいちその違いが分かりづらいとは思うのですが、しっかりと説明していきます。

コンピューターやサーバーが保存したデータのやり取りをするには”CPU”と呼ばれるパソコンの脳みそにあたるパーツがストレージから情報を引っ張り出してきます。
HDDは磁気によって物理的に、SSDは電気的にデータのやり取りをするのですが、すべての動作でCPUとストレージでやり取りをしていては非常に時間がかかってしまいます。

そこでメモリの登場です。メモリの役割はCPUとストレージの間に入り、「必要なデータを一時的にかつ電気的に記憶して、メモリとCPUでデータのやり取りをすればすべての動作を高速化できるのではないか」という考えのもと、メモリが生まれました。

身近なもので例えてみるとメモリは作業台、ストレージは資料室、CPUがあなたと考えてください。資料室から持ってきた資料を作業台の上に置いておくことで、資料が必要になったときその都度あなたは資料室まで資料を取りに行く手間が省けますよね。それがメモリとストレージとCPUの関係性といえます。

ストレージについて

もともとストレージじゃ時期によってデータを読み書きするHDDしかありませんでした。円盤型の大きな箱型の記憶装置で皆さんも見たことあるかと思います。磁気を使って読み書きするのでもちろん読み書きの速度が速いとは言えませんでした。そこで、電気的に読み書きをするSSDが登場しました。

ここで一つ疑問が生まれます。
「電気的にやりとりできるならSSDとCPUだけでいいのでは?」
SSDとメモリ、どちらも電気的な信号でやり取りをするのでそう思うのが自然なのですが、この疑問に対する答えは単純です。
メモリの方が高速なのです。ただこれだけです。実際にはSSDには寿命があるので頻繁にデータのやり取りをしていると早く寿命を迎えてしまうのでそう言った意味でもメモリが必要となってくるわけです。

ストレージとメモリの速さ比較

2.メモリの性能による差

メモリの役割については理解していただけたかと思います。ではメモリの性能による差にはどんなものがあるかを見ていきます。

とはいえこれも簡単です。
メモリの容量が多いければ多いほど同時にたくさんのデータのやり取りができるので高速で快適な環境になります。

デスクトップパソコンを使用したことのある方ならわかるかと思うのですが、作業中に突然パソコン本体が「ウィーーーーン」とうなったり「ガリガリガリガリ」と音が鳴ったりしますよね。それをスワップと呼び、メモリが足りなくなってハードディスクがフル稼働してしまっている状況です。スワップが発生していてもパソコンを使用することはできますが、高速性をつかさどるメモリが機能していないのでとても快適とはいいがたい環境になってしまっています。

ソフトを使用しているともちろんそのソフトにもメモリを使用しますし、ソフトを終了しても完全にメモリが解放されるわけではありません。それが積もりに積もり、スワップが発生してしまうのでパソコンの動作が不安定になると再起動するわけです。知らぬうちにメモリ付属になったときの対策は知っているということですね。

3.サーバーにおけるメモリの役割

ではサーバーにおけるメモリはどういった役割を持っているのでしょうか。

基本的にはパソコンなどのコンピューターと同じ役割になります。データの保管をしてあるストレージ(SSD,HDD)とCPUの間に入ってデータを一時記憶することによってデータのやり取りを高速化しています。

サーバーにもたくさんのソフトウェア(アプリケーション)がインストールされており、さらに共用サーバーであれば複数のユーザーがそのソフトウェアを同時に使用します。そうするとメモリの役割は大きくなっていくので、高性能なメモリであればあるほどレンタルサーバーの処理速度が速く、サイト表示の高速化につながるわけです。

プロに聞いてみた

ここまでメモリについて解説してきましたが、最後はプロに聞いてみようということでさくらのレンタルサーバのカスタマーセンターに問い合わせしてみました。
内容としては「レンタルサーバーにおけるメモリとはなにか。メモリやCPUの性能を向上させるとどういうメリットがあるのか」という内容で質問しました。
いかがさくらのレンタルサーバの回答です。

現時点で存在する電気コンピュータはアーキテクチャは違いますが、CPU、メモリ、ストレージなどの役割はほぼ同様のものとなっております。
そのため、お客様でご利用いただいておりますPC等と役割は一緒で、CPUはコンピュータの制御や演算や情報転送をつかさどる中枢部分。中央処理装置。
メモリはコンピュータで、指定した任意位置に対し読み書きできるようになっている記憶装置でございます。
特に共有サーバにおいて、サーバは主にウェブとメールの機能を果たしますので、CPUが増強されますと、1セッションあたりの処理が早くなり、負荷にも耐えられるようになってまいります。
また、メモリを増強する事につきましては、特にさくらのレンタルサーバ、スタンダードにおきましては、PHPのモジュールモードが使えるようになり、WordPressなどの処理をより高速に行う事ができるようになりました。

とのことでした。さくらのレンタルサーバさんありがとうございます。
さくらのレンタルサーバはこちら

4.まとめ

メモリについてしっかりを理解できましたでしょうか?実際にはメモリを公開しているレンタルサーバーはあまり多くはないのですが、それでも何かの参考になればと思いまとめさせていただきました。
メモリは作業台、ストレージが資料室とぼんやり覚えていれば問題ないかと思いますので、それだけでも覚えてもらえればと思います。
CPUについては以下の記事で解説していますので合わせてご覧いただければと思います。
レンタルサーバーのCPUってなに?役割と性能の差で何が起こるのか

この記事がレンタルサーバー選びに役立てば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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